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倭訓栞
前編九/古
こい(○○)〈○中略〉 万葉集に反およめり、反転の義な、りこやるといふも同じ、こいふし(○○○○) 万葉集に見ゆ、展臥の義也、
こいまろび 万葉集に展転お訓じ、日本紀に反側およめり、今いふこけまうぶ也、
こやる(○○○) こいと同じ、展転の古語也、日本紀の歌に、こやせると見えたるお、万葉集に臥有と書、太子伝に、臥一字お用いたり、古事記に、つく弓のこやるといふも、弓おふするおいふとそ、