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銀台遺事

一仁愛の御心〈○細川重賢〉おもて、仁愛の政おおこなひ給ひければ、民の竈も年にまして賑ひ、誰すゝむとはなけれども、宝暦の中頃より、家毎に殿様祭りといふ事おはじめて、年に一たびかならずしけり、〈○下略〉