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足薪翁記

とりんばう
しわん坊(○○○○) 崑山集〈慶安四年良徳撰〉 花守の見せぬはしわんぼたん哉 一宣〈○中略〉
花千句〈延宝三年〉 寺お出ても猶しわん坊 季吟
たとひおく彼名物の柿のさね 湖春〈柳雲、しわん坊の柿のたれ、今も童のいふ事なり、〉
元禄二年大三物 しわん坊隣の豆に声すなり 露重