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梅園叢書
吝嗇倹約の弁
吝嗇はしわきなり、倹約は始末なり、おなじ事の如く心得たらんは僻事なり、その跡似たりといへども、その用所大に同じからず、〈○中略〉しわきは財おおしむ、始末は財お節にす、節はふしといふ字にして、竹に節ある如く、よき程々にて止まる事あり、しわきは多く財お貯へんとなり、