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野槌
下四
起請文と雲事、もろこしに盟誓おたてゝ、牛馬の血おすゝり、其詞お記して、土にうづみ、約する処、若そむけば、此牛のごとく、きりほふらるゝ罪にあだらんと、諸神にちかふ也、〈○中略〉日本紀に、誓約の字おうけひとよめり、起請の字、是訓によりて、うけおたつる(○○○○○○)といふにや、なおおぼつかなし、