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大江俊光記
元禄四年八月廿六日、息游軒公〈七十三才、未年、○熊沢蕃山〉今十七日夜寅刻に、瘧疾に而遠行之由申来、松平日向守殿領地、古河にて遠行也、みい、某、一所に承知、驚入落涙愁傷不少也、上御霊馬場に息游公住宅之時分より、不浅預懇意、入徳学術之示、生前之大幸、多益厚恩不浅義也、日本之大賢君子と可謂人也、七日計精進、諸事敬謹、心喪は五十日も百日も喪情に可任也、