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古今和歌集
八/離別
さだときのみこの家にて、ふぢはらのきよふが、あふみのすけにまかりける時に、むまのはなむけしけるよゝめる、 きのとしさだ
けふわかれあすはあふみと思へどもよやふけぬらん袖の露けき〈○中略〉人のむまのはなむけにてよめる きのつらゆき
おしむから恋しき物お白雲の立なん後はなに心ちせん