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倭訓栞
前編二十三/乃
のゝしる 文選に喤呻、又輧哼およめり、真名伊勢物語に匉哼と塡り、広韻に大声也と見ゆ、今の俗高声といふ意也、罵(のり)知の義にや、新撰字鏡に聒もよめり、或は〓字およめども、字書に見えす、篇海に〓は熊虎声也と見えたれば、是なるべし、或は垢およめり、