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徒然草

西大寺の静然上人、腰かゞまり、眉しろく、誠にとしたけたる有さまにて、内裏へまいられたりけるお、西園寺内大臣殿、あな、たうとのけしきやとて、信仰のきそくありければ、資朝卿これお見て、年のよりたるに候と申されけり、後日に、むく犬の浅ましく老さらぼひて、毛はげたるおひかせて、此気色たうとく見へて候とて、内府へまいらせられたりけるとぞ、