[p.0836]
万葉集
十八
教喩史生尾張少咋歌一首並短歌〈○中略〉南吹(みなみふき)、雪消益而(ゆきげはまして)、射水河(いみづがは)、流水沫能(ながるみなわの)、余留弊奈美(よるべなみ)、左夫流其児爾(さぶるそのこに)、比毛能緒能(ひものおの)、移都我利安比氐(いつがりあひて)、爾保騰里能(にほどりの)、布多理双坐(ふたりならびい)、那呉能宇美能(なごのうみの)、於伎乎布可米天(おきおふかめて)、左度波世流(さどはせる)、伎美我許己呂能(きみがこころの)、須弊母須弊奈佐(すべもすぺなさ)、
言佐夫流者、遊行女婦(○○○○)之字也、〈○反歌三首略〉 右五月〈○天平感宝元年〉十五日、守〈○越中国守〉大伴宿禰家持作之、