松屋筆記
四
おいらん(○○○○)、松位、大夫などの義、
新吉原の遊女においらんといふ号あるは、もと新造、禿などが、おいらの所のあねさんといふべきお、おいらんとこ〳〵などいひ、さて略ておいらん〳〵といひならへりし也、さるお今は他の人よりもおいらんとよびて、遊女の美称とす、
新吉原の遊女においらんといふ号あるは、もと新造、禿などが、おいらの所のあねさんといふべきお、おいらんとこ〳〵などいひ、さて略ておいらん〳〵といひならへりし也、さるお今は他の人よりもおいらんとよびて、遊女の美称とす、