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松屋叢書

当道考
当道流派図
一方〈以坂東如一為祖〉
一方〈亦称筑紫方以明石覚一為祖〉
筑紫方〈以筑紫城一為祖〉
八坂方〈亦称城方以八坂城元為祖〉
妙聞派〈以森沢城聞為祖城方〉
妙観派〈以井口相一為祖一方〉
師堂派〈以匹田仙一為祖一方〉
源照派〈以竹永総一為祖一方〉
大山方〈是は、城方の師兄に属するお雲、但し座上お師兄と雲にあらず、的伝し来れる嫡弟子お指て師兄と雲也、〉
戸島方〈是は一方の師兄に属するお雲、師兄の義城方に同、〉
思付(おもづき)〈師の官位の高下によらず、末々の者の思より次第に付て弟子になるお雲、但妙観派師堂派に限れることにて、たとへば妙聞派の中にて、己が師お去て外の師に付く也、妙聞派の〉〈者、己が派おかへて、師堂派に付くことはならざる也、〉
右以妙観派、師堂派、源照派、妙聞派、大山方、戸島方、称六派、思付者、謂妙観師堂二流之末弟子各従其所思而附属於師也、