[p.0010]
空穂物語
国譲下
火おけのすゝけたるに、火わづかにおこしたるに、だい一たてゝ、しろきたうわん(○○○○○○○)に、おものひめめきてすこしもりて、すゝおりはじかみつけたる、かぶらかたいしほばかりして、よさりの御物にもあらず、あしたのお物にもあらぬ程にまいりたり、