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傾城色三味線
鄙之巻
高洲ちもりに茂る恋草件の大和屋が三年酒お、はつたりと〓おいたして、勝手から持て参れば、時分はよきぞはや盛れと、大盃は脇になつて、中碗平皿、後は錫鉢にて、合ひの又合ひ、大あひと申し出して、〈○下略〉