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風流鎌倉土産
二
火入にこがるゝ思ひ
ころしも弥生の最中、小伝次誘引して、山高氏へ案内すれば、茅屋の見苦敷に、うれしくも御尋と、団居してはや碁おはじめけるに、澀茶五郎七焼の茶碗(○○○○○○○)、あはたゞしく、下女がたち居してもてなす、