煎茶訣
乾
〈和名〉ちやわんいれ
経〈○茶経〉には畚とあり、此畚とは蒲にて編み、ちやわん十枚お巻きて、しまひおくものとなり、今こ、こに図せる如き、竹にて製せるお畚とはいひがたし、按ずるに、是全く売茶翁高遊外などの始て製せるものならんか、こはちやわん五枚おいるゝお度とす、漢製も漢名もなければ、予はこれお茶盞室(○○○)と称し、保寿(○○)と銘す、
経〈○茶経〉には畚とあり、此畚とは蒲にて編み、ちやわん十枚お巻きて、しまひおくものとなり、今こ、こに図せる如き、竹にて製せるお畚とはいひがたし、按ずるに、是全く売茶翁高遊外などの始て製せるものならんか、こはちやわん五枚おいるゝお度とす、漢製も漢名もなければ、予はこれお茶盞室(○○○)と称し、保寿(○○)と銘す、