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昨日波今日能物語

一又ある坊主のすゞのはちに、て、なますおあゆる所へ、人の来れば、ふと立てかくさんとすれど、まちかくなれば、あたまにいたゞき、まづ此なりにづきん、女共にぬはするが、何と御座らふといはれた、