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兎園小説
十二
大酒大食の会
文化十四年丁丑三月廿三日、両国柳橋万屋八郎兵衛方にて、大酒大食の会興行、連中の内希人の分書抜、
酒組〈○中略〉
一五升入井鉢にて壱盃半 〈小石川春日町〉天堀屋七右衛門〈七十三〉
直に帰り、聖堂の土手に倒れ、明七時迄打臥す、