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西鶴織留

古帳よりは十八人口
ひとつ釜の加賀米にはしらかし、汁鰯菜も同じやうに居りて、主下人のへだてなければ、朔日、二十八日に膾せぬ事もあらためず、精進日には香の物にて、朝夕お主のお影と箸箱おいたゞき、〈○下略〉