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新編相模国風土記稿
二十七/足柄下
箱根宿〈○中略〉 以前は今の蘆川町の辺に、民家才にありて、山杓子(○○○)お細工し、箱根権現の坊中へ粥ぎて活計となせり、故に当時は杓子町といへりと、〈此杓子お、坊中より檀家への配札に添て贈りしと雲、〉