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倭訓栞
前編十六/都
つくえ 机案おいふ、坏居(つきすえ)の義、きす反く也、今専らに文机お称せり、されど飲食の具お本とす、日本紀にも百机飲食お、もゝとりのつくえものとよめり、古事記に、百取机代物に作る、儀式帳に、机代二百十前と見ゆ、式に切案、高案、大案など見えたり、源氏に、みぞのつくえ、おき物のつくえ、建武年中に、白木のつくえなどいへり、