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調度口伝
一掛盤之事
これは作り木にする、塗器の最上とするなり、〈○中略〉梨子地蒔絵紋ぢらし、梨子地紋ぢらし、黒塗まきへ紋ぢらし、黒塗絞ぢらし、黒塗いつかけ等あるべし、但し内はいづれも朱塗あり、是は常の器なれば、精進には朱塗お除べし、古法は上のはなれるよふにしたるもの也、当時はつくり付也、