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守貞漫稿
後集一/食類
膳蝶足膳〈○図略〉必らず外黒内朱也、此ごとく高きは女用也、然も男用は蝶足と雲ざる歟、祝膳とも雲也、民間婚姻総客には宗和お用ひ、新夫婦には用之也、
京坂は正月必らず用之、平日用之者希也、江戸は平日朝用之、午食夕食には他お用ふ、此膳には諸椀も内朱外黒お用ひ、三都とも然り、江戸午食夕食には茶碗也、
男用似之て低きこと大略半也、故男女一組とするは高低お本とす、