[p.0158]
貞丈雑記
七/膳部
一三方四方の下にあけたる穴お、今はくりかたと雲、古はげんしやうと雲、げんしやうおあくると雲事、上臈名之記に見へたり、げんしやうとは眼像と書て、眼は目也、目とはあなの事也、目の像といふ事也、引目、猪の目などと雲目の字も、皆穴の事にて同意也、