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貞丈雑記
七/膳部
一ついかさねとは衝重と書て、三方、四方、供饗の総名也、皆ついがさね也、上の台と下の足とおつきかさねたる物なる故、ついがさねと雲也、三方に穴おあけたるお三方と雲、四方に穴おあけたるお四方と雲、穴お一つもあけざるお供饗と雲、此三品は何れも同じ形なり、足付は衝重の部にあらず、