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古事記伝
三十四
甕は酒お醸加米(かむかめ)にて、〈○中略〉古書皆此字は美加(みか)に用ひたり、かくて此は人身(の)の長ばかりの深さに酒お醸(かむ)なれば、高く大なる甕なり、諸祝(の)詞に甕上高知(みかのへたかしり)とあるも、高き形お以て雲り、