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倭訓栞
前編二十八/保
ほとぎ 日本紀に缶およめり、新撰字鏡に、〓又廡又盎又壜およめり、火坏(ほつき)の義なるべし、倭名抄に、瓫おひらか、俗にいふほとぎと注せり、爾雅に、瓫謂之缶と見えたり、或は楽器とせる事倭漢同じ、延喜式に、酒缶平缶蓋水瓫叩瓫などあり、