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古今著聞集
十八/飲食
中御門左大臣家へ、大外記頼兼はつねにさんじけり、参たびごとに、かならず瓶子一さかな物お、座のまへにおかれければ、しばし公事の物がたり申て、みづからかたぶけのみつゝ、ひねもすしこうしけり、