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源平盛衰記

鹿谷酒宴静憲止御幸事
引立引立置たる馬共驚て、散々に〓踊食合踏合しければ、舎人雑色馬おしづめんと、庭上上お下へ返て狼藉也、酒宴の人々も少々座お立けるに、瓶子お直垂の袖に懸て頸おぞ打折てける、大納言〈○藤原成親〉見之戯呼事の始に、平氏倒侍りぬと被申たり、面々咲壺の会也、康頼〈○平〉突立て、大方近代あまりに平氏多して、持酔たるに既に倒亡ぬ、倒たる平氏の頸おば取に不如とて、是お差上て一時舞たり、〈○又見平家物語〉