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倭訓栞
前編十五/知
ちろり 酒器にいふは、三余贅筆に急須と見えたり、ちら〳〵お俗にちろ〳〵ともいへり、熅に急なるおもて名とする也、〈○中略〉今酎瓶と称する者、内に火お入る鉄炮あつて、酒のさめざるやうに制したる器也、