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今川大双紙

酒に付て式法の事
一しうげんの時は、御とおりとて、ちいさき土器おあまたつみて御前に置也、式は七度入、或は五度入にても酒おばうけ候て、卒度口おあてゝおかるゝお、今のちいさきかわらけにつき渡して、めしいださるゝゝに下さるゝ也、此時は土器お持て立也、