近世奇跡考
四
元祖団十郎伝並肖像
元祖団十郎似顔面形盃(○○○○○)
木ぼりにて大さ図のごとし、〈○図略〉うらの方にて酒おのむやうにしたるものなり、面は白くぬ りて、朱のくまどりあり、眼中は金箔玉眼入、うらの方は黒ぬりなり、
これはやんごとなき方の、おさめ玉ふものにして、友人蕙斎主人たづさへ来て見せしむ、面打 のつくりたるものと見えて、いと殊勝の古物也、
元祖団十郎似顔面形盃(○○○○○)
木ぼりにて大さ図のごとし、〈○図略〉うらの方にて酒おのむやうにしたるものなり、面は白くぬ りて、朱のくまどりあり、眼中は金箔玉眼入、うらの方は黒ぬりなり、
これはやんごとなき方の、おさめ玉ふものにして、友人蕙斎主人たづさへ来て見せしむ、面打 のつくりたるものと見えて、いと殊勝の古物也、