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東雅
十一/器用
笊籬〈○中略〉 下学集に、笊籬は味噌漉(みそこし)なりと注し、傍にさうりいかきと注せり、さうりとは其字の音お呼びしにて、又いかきともいひしと見えたり、今の如きは、是等の類すべてこれおざるといふ、ざるとはさうりといひし語の転じ訛れるなり、