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大内問答
一御折はいづれの時に可参候哉の事
御折は五六献目より参候、但献数も参候はん時は、はやくも参候、時義によるべし、二合参候時は、上座に並て参候、精進といおと参り候、精進お上に可被置候、又一合も参候事勿論の義に候、後々は前に参たるに被取替候、貴人へ御盃参候度毎に、御折は可被参候、亭主の前へ盃参候時はいかがにて候、其も又事によるべし、