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立身大福帳
七
鍋かま
なべはいつも同断、かまには、地がま、田舎むき二いろあり、地釜は羽より上のこしき厚く、しりうすし、すこし高直にても徳なり、こしきうすきは、風あたりて、内なる物ぬくもりはやくさめて、大きなるそんなり、