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倭訓栞
中編二十三/保
ほうろく 焙炒の瓦器おいふ、火色おとるの器といふ義、又炮烙の転か、或は焙炉具の字お用う、京にていりごらといふ、熬瓦の義、神宮の俗は直にかはらといふ、下総にいりがらといふも同じ、瓦甌也といへり、はんだいといふは、河内国埴田なり、信濃にててうしといふ、常陸にて茶ほうじと雲、