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倭訓栞
前編二十九/末
まないた 日本紀、和名抄に俎およめり、東鑑に魚板と書り、西土にも魚盤の名あり、按板ともみゆ、開元式の切机も是也といへり、駿河上総にきりばん、下総津軽にさいばん、信濃にまなへいたといふ、