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続拾遺和歌集
十八/雑
公守朝臣母身まかりて後、朝夕てなれける鏡に、梵字お書て供養し侍りける、
導師にまかりてまたのあした、後徳大寺左大臣のもとに申つかはしける、
法印澄憲
見し人の影もなければます鏡むなしき事お今やしるらむ