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槐記
享保十一年六月廿四日、参候、千金方の客忤門に銅鏡鼻卜雲ものあり、何物たるお知らず、本草類お考へても不分明、もし鏡の柄などのことにやと窺ふ、仰に、鏡の柄あるは手鏡(○○)と雲、柄のことにはあるべからずと仰らる、