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歷世女装考

鏡台
今の鏡たて(○○○)付の櫛箱は、三百年の以前よりありし物なり、又ひらくもたゝむも自在なるかゞみたては、宝永七年板〈今より百三十八年まへ〉誰が身上に、川崎氏の妻の句とて、住よしの鳥居は月の鏡立とあり、