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枕草子
三
せちは
五月にしくはなし、〈○中略〉わかき人々は、さうぶのさしぐしさし、ものいみつけなどして、さま〴〵からぎぬ、かざみ、ながきね、おかしきおりえだども、むらごのくみしてむすびつけなどしたる、めづらしういふべき事ならねど、いとおかし、