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歷世女装考
二
璋瑁の櫛〈俗にいふべつかふ〉
賢女心の鏡〈○書名、中略、〉われは此年まで、髪の中に小枕の外は、蒔絵の木櫛に、黒き笄お〈くぢらなるべし〉さして花おやりしに、娶のあたまおみれば、透玳瑁の櫛(○○○○○)おさし、笄の外にかんざしとやらいふ物、何の用に立事ぞ、
賢女心の鏡〈○書名、中略、〉われは此年まで、髪の中に小枕の外は、蒔絵の木櫛に、黒き笄お〈くぢらなるべし〉さして花おやりしに、娶のあたまおみれば、透玳瑁の櫛(○○○○○)おさし、笄の外にかんざしとやらいふ物、何の用に立事ぞ、