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歌林拾葉集
十一
櫛 信実
あふことおとふや夕げの占まさにつげのおぐしもしるし見せなん
此歌は古記雲、児女子雲、持黄楊櫛女三人、向三辻問之、又午歳女午日問之、今案三度誦此歌、作堺散米、鳴櫛歯三度、後堺〈の〉内〈に〉来〈る〉人、答為内人言語〈お〉聞推吉凶雲々、くしの占といふこと、かくのごとし、