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類聚名物考
調度十
簪 かんざし釵 笄 髪刺なり
琅環記 人謂歩揺、為女髻非也、蓋以銀糸、宛転屈曲、作花枝、挿髪後、随歩輒揺、以増媌惰、故曰歩揺、〈採蘭雑志〉思ふにこれ、今世の花かんざし(○○○○○)也、或は金銀にて花の折技お作り、蝶鳥または短冊など付る物なり、