[p.0441][p.0442]
守貞漫稿
十一/女扮
銀のびら〳〵 簪〈○図略〉
文化文政頃は、三都ともに流布す、京坂は是亦両差と同く江戸より後に廃し、三都ともに、今は極て希に用ふ者あり、蓋以前より新婦処女のみ用之、年長は用ひず、銀ぐさり長短あり、又三あり、五あり、七筋もあり、〈○中略〉文久中に至りびら〳〵簪等全く廃す、