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当世かもじ雛形

実や女は髪のめでたからばこそ人のめだつべかめれ、〈○中略〉まさきのかづら長かもじ、絶せぬ髪の品々お筆に写して、女の一助ともなれかしとしかいふ、
安永八年つちのとの亥の春〈○中略〉
つりはけ〈○図略、以下同、〉 つとうら かたびん まへかみ 中つりはけ けしほん 中かもじ びんみの 長かもじ いれづと びんづら びんはり さしつと いかたかもじ