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めのとのさうし
もし御ぐしなどすくなく、おんかづらにてつくろひ給ふことありとても、よくよく御身にそふやうにうつくしくしなさせたまへ、まことのやとひものゝやうに、かづらのふしめきたるははしきものなり、よるなどもかひとりて御枕のあたりにおかれ候へ、たゞぬるもおくるも、身にこゝろのそひたるがよきにて候、〈○下略〉