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女房衣装次第
一鬘の長さの事、人のたけにより不相定候、かけて下へあまる分一尺二寸と也、人の前へ出候て、宮仕候時は、かもじおば引てつかはるゝ也、我人のかもじおふまぬやうに嗜べし、又人の見ぬ所にては、かもじの中程より下お左の手にかいとりて、一まとひして持也、