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歷世女装考

びんみのお髪に入る事
すえ、ひたひおもちふる事、雅亮装束抄五節の舞姫の所にみえたり、此ひたひ後世にはびんぶくといひけるが、女房装束着用次第図にみえたるおこゝに出す、
○袿(うちうけ)びんぶく之体とあり
○此図は東山殿時代の物也
びんぶく髪の毛にてろくの如き物お三つ作り用ふとあり