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諢話浮世風呂
三編下
〈おいへ〉そしておめへ、夫ばかりぢや〈あ〉ねへはな、顔の白粉と生際の白粉と、襟の白粉とは、別々に有ての、眉掃(まゆはき/○○)も三本入るとさ、〈おかべ〉おや大騒らしい、私らは眉掃さへ遣ねへものおや、